「…降りる?」


「降りる!」


シルビアの車内の匂いは危険すぎる!

…と察知してドアを開けながら 言った。


外へ出て、大きく息を吸って…吐く…


…流されたら だめだ。


もう…あの頃とは 違う。

でも…


たった…30分ほど 静かに横に座っていただけで……わかる…



あの日の事を…許してしまいそうな程



まだ…和也を 愛してる………って