恐る恐る…玄関を開ける


やっぱり…シルビアだ。
乗ってるのは もちろん…和也…


急いで 駆け寄る。


「おっ!…さすが愛車の音は すぐわかるみたいだな!」

「シルビア 返して! 降りて!…エンジン 止めて!」

「…お前が 乗ったら 返してやるよ」

「乗る訳ないでしょ! エンジン 響くから…止めて!」


この住宅街では…目立ちすぎるの。



「だから…乗れよ。じゃないと このままずっと 待つぞ。…旦那 帰ってきても」


…最低…