…私の空耳、ううん 違うクルマだ…
恐怖を振り払う様に、違う と心の中で思い続けながら、家へと入った…
「澪?疲れたんだろ。俺が風呂 用意するから 休んどけ。…今日は 別々でいいから…」
…すっごく 一緒に入りたいんだね…
でも…やっぱり 優しい人。
その後、また つわりの症状が出てきた…
不安が…更に つわりを引き起こしているのかもしれない…
洸太が そばにいてくれる時だけは 和らぐ…
「澪…気持ち悪いんだろう? ご飯もほとんど 食べてないし、寝とけよ…」
「…赤ちゃんが パパといたいって…」
「なんでも 赤ちゃんのせいにして…」

