「あっ、澪! 見て見て。ここ どう?」
いい宿を見つけたみたいで 嬉しそうに
手招きしてる洸太
やっと、この人と 幸せになれそうなのに…シルビアを 返して貰ってたら…
私、バカだ…
「…澪? どうした? 」
だめだ、洸太が 心配する…
背中から 座ってる洸太を抱き締める…
「…どうした?」
頭をよしよし してくれる大きい手…
暖かくて、落ち着く……
「ちょっと…充電…」
「疲れた?無理して家事しなくていいから。…おいで、一緒に見よう」
私を膝に座らせて マウスを操作する。
私は落ち着くまで…洸太の胸に顔を埋めていた…

