「…どっちがいい? いつもの澪と 今日の澪…」

「今日の澪…」

「よかった。これからも 今日の澪でいても…いい?」

「うん…今日の澪でいて。」


私の頬に優しく触れ、玄関の段差の分
更に 小さい私に 苦労しながら

とても優しいキスをくれる…



初めて 幸せだと…思った


「澪…身体 冷える。部屋 入ろう」

「…ん…洸太に こうしてたら、眠い…」


落ち着く…暖かい気持ちが 心に広がる


「…じゃあ 寝る?」

「お風呂、入りたい…でも 眠い 」

「…じゃあ 一緒に入ろっか?…洗ってあげるから」


…!! 眠気 飛びました…

洸太が こういう事 言うのも…初めてだ…

…小さく コクンと 頷く

顔が熱い。抱っこされてそのまま浴室へ…


なんだろ…初めてするみたいに ドキドキする…