「嘘…私、この子を拒絶してるの?」


すごく ショック…
もう…大事だと思ってたのに…


「も〜、あんたは何でも極端に考えすぎなの! 身体が思い通りにならないのは 仕方ないでしょ! その分を心で 補ってるんだから 大丈夫!」

「…心で? 」

「そうよ。あんた今、お腹の赤ちゃん 抱きしめる様に 寝てたでしょ。身体が拒絶しても 心でちゃんと愛してあげてるじゃない。だから 大丈夫!」


……愛してるの? 赤ちゃんを?

……身体と心は…別でも いいの?

だとしたら…私 洸太を少しは…愛せてるのかな…?

感じないから…愛してないって…



「全く…!なーんで こんな 極端になっちゃったのかしら。もっと 楽に考えたらいいのに…!」

「……反面教師の せいじゃない?」


「…ハル…ね 」