「お母さんは これでつわり、乗り切ったんだけど…澪は どうかな…? 」


一口 食べてみる…あ、大丈夫そう…


「……どう? 」

「ん…大丈夫。トマトの酸味で すっきりしてるし…おいしい。」

「よかった……」


ほっと 胸を撫で下ろしてる…


お母さんは 和也がいなくなって…食べれずに どんどん痩せていく私を すごく心配していた…


和也の事を すごく恨んでた…洸太と 出会い 少しずつ 元気を取り戻していった時には 本当に嬉しそうだった…


そんな洸太との 赤ちゃんを とても楽しみにしている…でも…


「お母さん…つわりって つらいね…
赤ちゃんに…拒まれてるみたい…」

「何 言ってるの。反対よ。お母さん側が
赤ちゃんを拒絶してるの。」

え?!…私が?