シルビアがないなら ここにいる必要は ない…


今すぐ 電車に乗って帰れば 洸太の帰宅までに 着くだろう……


だけど…どんな顔で 洸太を出迎えれば
いいの?…怖い…


私はそのまま 結婚前から変わらない 自室へと向かい…ベッドに倒れ込んだ…


…眠りたい。何も考えずに…

寝て 起きたら…全てが夢だったらいいのに……


そんな都合のいい事ばかり 考えているからか……眠りは 訪れずに……ベッドの中で 何時間も 縮こまっていた……


気がつくと…部屋は 真っ暗になっている…親は まだ帰宅していない様だけど…



何か…食べなきゃ……赤ちゃん……


起き上がろうとしても……身体に力が入らない…