触らせたら だめ。 …この身体は…もう洸太のもの… 心で 裏切ってるのに… 身体でまで 裏切りたくない。 たとえ…洸太に感じる事はなくても… それが 私なりの 洸太への誠意… だって…私のお腹には… 「いや!…やめて!……やめて和也!」 詰め寄る和也から 逃げる様に 後ろへと 下がる… お願い…まだ 心の中は 和也で溢れてるから…拒める内に 諦めて… これ以上…私を惨めにしないで… 洸太を…傷つけさせないで…… 壁まで追い詰められ…キスまであと数センチのところで……叫んだ。