和也の前で クルマを止めた…
顔を 上げられない…
聞こえてきたのは……笑い声?
和也の笑い声……窓を開ける。
「おっまえ、へったくそな運転〜!!
あーははははっ!初心者か!あははは」
「う、うるさいな!ちょ、ちょっと びっくりしたからでしょ! 和也が 急に道に出るから! いきなり出てこないでよ!」
久しぶりに聞く 和也の声…
ドキドキするのに つい言い返してしまった……
「お前…その 言われたらすぐ言い返す所、変わってないな 」
「すいませんね! 相変わらず可愛くなくて!」
また……洸太には こんな事 絶対言わないのに……
「いや…そこが かわいいんだ…」
えっ? 今の…
思わず 和也の方を見上げると…窓から 顔を入れて……
…キスしてきた……

