気が変わらないうちに…と思い 早速
洸太に 伝える。
「クルマ、いじりに行ってくる。乗りやすくなる様に。……遠いから 今日は 実家に 泊まって 明日 帰ってきていい?」
あからさまに 面白くない顔をする洸太…
「クルマ…もう 乗り換えれば?」
洸太は このシルビアが嫌いだ
…MTでAT限定の自分の免許では 乗れないのもあるだろうし、何より この住宅街では浮いている
でも 私は まだ手放せない……
私の困った顔を見て洸太が 折れてくれた
絶対に 明日には戻る様に言われて 会社に向かう 洸太を 見送った…

