…返さない…もう 澪は俺のものだ…
…これが 俺のひとつ目の罪…
電話してくるという事は…澪に会いに来るかもしれない…
俺は すぐにプロポーズをした…今の澪は全てに関心がない。流されるまま…OKするはずだ…と 確信して…
OKが貰えるとすぐに 澪を俺のマンションに住ませて、ケータイも買い換えた
早く籍を入れたかったが…周りの事も考えて 辻褄を合わせるように11/22にした
…カフェも辞めさせた…澪は それら全てに 大人しく応じた…
これで 澪は俺のものだ…
家を買い…クルマも買い換えると言っているのに 澪はシルビアだけは まだ乗りたいと譲らなかった…
あの男への愛のカタチを?
…まだ?
まだ…だめなのか…
ある日…社用で 家の最寄り駅の近くまで来ていた。
…澪を呼び出して 昼メシ 食べようか…などと考えていると…街中で 澪を見つけた。

