お風呂に入り自室に戻る。


しばらく この部屋かな…
まだ 家、見つかってないだろうな。


早く 和也と 暮らしたい…


和也、電話 待ってるかな…

仕事中だから…
1回だけして 出なかったら メールしよ

…と 思って 発信する


『もしもし!…澪!』

…ワンコールで 出た。

「和也…今、実家に帰ってきたよ」

『そうか、言えたんだな。…俺、もっと待つと思ってた、早かったな。上出来。
…澪、ありがとう』

「…うん。…ね、家は?」

『まだ』

……だよね。

「あのね、ハル兄が家決まってないなら明日の夕方にでも 事務所に来いって。
紹介してくれるのかもよ!…行く?」