「ふ〜…久しぶりに ゆっくり入った〜。
澪も 入ってきたら?」


いつも通りの日常の洸太と…重大な事を告げようと身構えてる私との温度差が…


テーブルの上に置かれている 紙切れに
洸太が 気がついた途端…

同じになった…



「…え……」



小さく 声を出して…テーブルの上を凝視して そのまま動かない洸太に…



「…ごめんなさい…別れて下さい…」



ぽつりと…呟いた…



……どれくらい 時間が流れたんだろう…
1〜2分なのか…1〜2時間なのか…とても
長く感じた 沈黙を…

洸太の震える声が破った…



「……あいつの所に…行くのか?…」


…!? 洸太…?