『…覚悟 出来てるのか?今まで以上に傷つくかもしれないんだぞ』
「和也といられるなら…どんな事にも耐えてみせる。強くなって和也と一緒にいたい。…もう逃げない 」
…どんなに逃げても 和也しか愛せない。
向こうから 大きな溜息が聞こえる…
ハル兄、ごめんなさい…
『…わかった。もう言わない。荷物は俺の事務所に送ればいい。洸太君には いつ言うんだ?』
「ハル兄…ありがとう。洸太には…まだ わからない。今 仕事大変そうで、今日も残業って。しばらく話が出来る時間…ないかもしれない」
『それなら…話をする時、俺を呼べ。
…あいつは 自由に仕事抜けて迎えに行けないだろ。俺が 迎えに行くから。…念の為にな…』
…ハル兄が?

