「和也、大丈夫。私 頑張る。だから…それまでに ちゃんと私達が 住む所、探しといてね。消防署の近くがいいな…訓練見に行けるから…」
和也が きつく、きつく抱き締めてくれる…いつまでも この腕の中にいる為に…
「澪…電話、待ってるからな 」
…離れたくない。
そう お互いが思い合ってるのが 伝わる 長いキスをして…
和也は 帰って行った……
洸太と1年近く暮らした家に入る…
籍を入れて…洸太のマンションでは手狭だからと 洸太が見つけてきた 家。
全てがどうでもよかった あの頃の私は…
洸太が気に入ったなら どこでもいいよ。って、洸太に任せっきりで…
私の事を いっぱい考えて選んでくれたんだろうな…この家。住みやすかった…

