「和也!…もう しないよ!」

「わかってる。とりあえず 一緒に入ろ」


和也の脚の間で 胸にしがみつきながら 湯船に浸かった…



…わかってるんだ。

和也も時間がないって…

私達は これからどうするんだろう。



私は…もう和也と離れたくない。

でも洸太と別れても 赤ちゃんがいる。

赤ちゃん…洸太は…別れてくれるかな…


私は…洸太に別れを告げる事が出来る?…



「澪… 一緒に住もう。俺 すぐに家探すから。その間に今の家 出る用意出来るか?……本当は もう帰したくない。このまま連れて帰りたい。でも、そんな事したら お前…ずっと苦しむだろ? だから…
ちゃんと自分でケリつけてきて。」