うん、わかってた…本当は。


だから余計に なんでいなくなったのか…わからなかった…


本当は 隠れて浮気してて…他の女の所に行ったんだって 思った

思いたかった…



「よく 合コン帰りに 迎えに呼び出されたよね。彼女を合コンに迎えに来させるって…あり得ないよね」


「仕方ないだろ。行きたくないって言ってるのに…上司命令とか言うし…」


「職業柄、ね。そういえば 仕事は?…戻ったの?…それか 別の?」


「ん?…戻ったよ。半年前にあそこ」


「…そうだったんだ。じゃ、あそこで見てたら…訓練 見れたのかな…見つけられたのかな…」


「…見つかったじゃないか。…また会えた…」


また涙が溢れてた…



「和也…怒ってる? 私が信じて…待ってなかった事。探してくれてたんでしょ?
“TIME” 行ったんでしょ?…私が もう少し…待ってたら…」