このままじゃだめだ。
旅行から帰ってきているのは わかるだろうし…

ここまで和也が来ちゃうかも…


覚悟を決めて 電源を入れた…途端!

着信音が 鳴り響いた…


慌てて通話ボタンを押した。


『もしもし!澪?やっと 電源入れた!
何してたんだよ!おっせ〜よ!俺 朝からずっと電話かけてたのに!もう昼じゃねーか!このバカ!どうせメールも まだ見てないんだろ?俺の熱烈ラブラブメールを!このバカ!バカ!…バカ!』


………むっか〜


「仕方ないでしょ!私だって 色々やる事あったり 考える事だってあるの!和也みたいに暇じゃないの!なんでこの時間に電話してるのよ!仕事しなさいよ!メールだって あんなに送ってたら読むだけで日、暮れるわよ!バカ!」

『すぐに言い返してんじゃねーよ!バカ!…本当…バカ…後 15分で着くから』