「うわー…久しぶり。変わってない」
“TIME” の前に立って 1人呟く。
「じゃ、澪。後で迎えに来るから!」
と言って 急いで会社に向かう洸太の後ろ姿に向かって
「行ってらっしゃーい!」
と言うと 片手を振って スピードをあげた。私は それをしっかり見てから 懐かしい“TIME” のドアを開けた…
「いらっしゃいませ〜」と 迎えるウエイトレスは…知らない子…
バイトの入れ替わり、激しいから 仕方ないな…
オフィス街にあるだけ 休日はかなり客入りが少ない…
でも、この のんびりできる雰囲気も 好きだった…
カウンターには…やっぱり店長!
途中 店長交代があって この店長とは半年くらいの付き合いだけど……私の事、
覚えてるかな…

