昼過ぎには体調も戻り 外出する事にした…
「あ、洸太。器 返しに行く。」
裏に通してもらい 料理長らしき人にお礼を言って 器を返した。
「いい旦那さんだねぇ!男前だし!」
「はい!最高の旦那様!」
照れる洸太の手を引いて 外へ出る。
「仲居さん達、洸太に 見惚れてたね〜
私、めっちゃ上から下まで見られた…
この人にこの女⁈…みたいに…」
「何言ってんだ。厨房の若い見習い達も澪見て ポ〜となってたし!…若いのの 躾がなってないな。だから連休に空きがあったんだ!」
まだ 真っ赤な顔で 照れ隠しの様にきつい事を言ってる。
「なんか…澪が “TIME”で 働いてる時の事…思いだした…」

