もう…心をのぞかないで
堪らず その場に へたり込んだ
涙が…止まらない
「…澪」
最後の意地で、伸びてくる和也の手を振り払った…
「…何を言われても…和也が3年前に 何も言わずに いなくなった事も、私がもう…結婚してる事も 変わらない」
まるで…自分に言い聞かす様に
言った……
…!急に 吐気が襲ってきた
急いで 木陰に……
朝から ほとんど食べてないから胃液しか 出てこない…
赤ちゃん……拒絶 してないから……
君を…愛してるから…安心して?
…パパと……一緒にいるから
心の中で…赤ちゃんに 話しかける…

