「…和也とは終わったの」



何を言われても、結果は変わらない。
私は…洸太といる。そう決めたんだ。


だから…お願い。
これ以上 心をかき乱すのは やめて…



「じゃあ…なんで シルビア、あんなに大事にしてたんだ?…あんな古いクルマ、維持するだけで 大変なのに…」



…!!言わないで、気づかないで…



「俺との…大事なクルマだからだろ?!
俺と 終わる為なんて…嘘つくなよ。
シルビア見たら…乗ったら…すぐにわかる!お前だって まだ俺の事、忘れてないんじゃないのか?!」



「違う!…違う!お願い…やめて…」