あなたには見えますか…………

俺たちはオサムの自宅前に着くと、呼鈴

を鳴らしてしばらく待っていた。

するとオサムのお母さんが不思議そうな

顔をして、出てきてくれていたんだ。



「あれ? オサムは、さっき帰って来て

いたはずだけど? 何か忘れ物?」



「いえ、俺たち花火をやろうってことに

なって。オサムが余ってる花火を取りに

帰ってくれたんです。

でもちょっと遅すぎるから、呼びに来た

んですけど……」



「じゃあ、まだオサムは、部屋で探して

るのかもね。

一緒に探してあげて。

あの子、今頃必死に探してるんでしょう

から」



オサムのお母さんがそう笑いながら話す

と、俺たちを家へと誘ってくれていたん

だ。