あなたには見えますか…………

「俺たちが出来ることか……

でもさ……マキちゃんの父親が供養をして

るみたいだし、俺らが出来ることなんて

あるのかな……」



「でもさ、ヒデ。供養をしてくれていて

もずっと何十年もまだ成仏が出来ずにい

るんだよ? きっとなにか成仏が出来な

い理由が他にもあるんだよ……

まだそれが何かは、全然わからないけど

さ……」




「そうだよね、私もそう思う……

昨日聞いたお父さんの話なら、遺体で見

つかっても、発見されたなら手厚く葬っ

てくれたはずだもん……

それがまだこの世界にいるんだから……

怖くて、正直なところあまり触れたくな

い話だけど、でもこんな押し入れを見ち

ゃうと解決しなくちゃって思うから……」



俺たちは各々の考えを話すものの、答え

の出ない事に虚しさを感じ、そして恐怖

も同時に覚えていたんだ。