あなたには見えますか…………

「開けなくてよかった……

もし開けていたら、オサムもいなくなっ

てたかもしれない……」



マキちゃんは涙を流しながら、オサムを

見つめ話すのだ。



「みんな、ごめんな。俺はこの言い伝え

は怖くてさ……この部屋から移動したいけ

ど、部屋が他には余ってないし……

夜もずっと電気をつけて寝てるんだ……

もしあのガムテープを押し入れの中から

押されて破れたらって、考えたらさ……」



「それであんなにオサムは怖がってたん

だね。でもこのままじゃ、その女の子も

可哀想だよ……

ずっと成仏が出来ないなんて……

私たちが、何か出来ることってないのか

な……?」



カオルは哀しそうな目をして、押し入れ

を見つめながら、そう話すんだ。