あなたには見えますか…………

「え……これっていったい……

オサム……いったいなにが起きたんだよ

なんでこんなに、ガムテープが……」



俺たちはその光景に身震いし、俺が問い

かけた質問の返事を待っていたんだ。



「もう何年も前になるんだけど、満月の

日が来る事を俺さ、楽しみにしてたとき

があるんだ。ちょうどその頃、言い伝え

の話で皆が盛り上がってたからさ……

俺、ワクワクしててさ。

早く押し入れを開けて明日、皆に報告を

したくて……

それでやっと満月の夜が来たから、俺押

し入れを開けようとしたんだよ……」



オサムは、ゆっくりと思い出すように話

し始めている。

表情は曇り、うつろな目付きをしたまま

で。