あなたには見えますか…………

秀政の自宅の一階では、秀政の祖父が自

室の押し入れの前で呟く姿があった。

悲しげな表情を浮かべたまま。



「雅子……お前は何を望んでるんじゃ……

もうあれから70年近くが経っておる。

わしは……本当にすまなかったと思ってお

るんじゃ……あのとき逃げたりしたばかり

に、お前を苦しめて……

じゃが、悪気はなかったんじゃ……

本当にすまない……

これ以上、罪無き者を引きづりこむのは

やめてくれ……

まだ足りないと言うなら、わしが変わり

になるから……」



その時だった。怪しげな声が押し入れの

中に響き始めていたのだ。



「ウフフフフ……ウフフフフフ………

アハハハハハハハハハハハハハハ」