あなたには見えますか…………

「オサムが消えた夜に、マキちゃんも……

マキちゃんも自宅で……いなくなってしま

ったらしいんだ……

マキちゃんの父親から、聞いたから間違

いないよ……

目の前で、押し入れの中の少女に引き摺

り込まれてしまったって……」



「秀弘……その話を住職さんが……?

少女に引き摺り込まれたと……」



お爺ちゃんが、俺の顔を目を見開きなが

ら覗き込んで話していたんだ。




「あぁ……お爺ちゃん、もうこのままじゃ

村が滅茶苦茶になってしまうよ……

また大切な者が消えるのは、我慢出来な

いよ……

だから……なにか知っているなら教えてほ

しいんだ……

頼むよ……お爺ちゃん……」




俺は、懇願する目付きでお爺ちゃんを見

ていたんだ……