あなたには見えますか…………

「ただいま」



「おかえり、秀弘」



「お父さんたちは、まだ捜索かな……?」



「そうだよ……また暗くなれば戻ると思う

けどね」



「そっか……また二人が帰ってきたら呼ん

でな……お爺ちゃんにまた聞かないと行け

ないから。

今日、マキちゃんのお寺に行って来たん

だ……」



「あら、また住職さんにお話を聞きに?

オサムくんの件で、マキちゃんも相当、

辛い心境になっていたでしょう……

あの子も優しい性格の子だし、恋人がい

なくなれば……なおさらね……」



「…………そっか……マキちゃんの父親は捜

索は出さなかったんだ……

目の前で見たら、無意味だと分かるもん

な……」



「ん? どういうこと?」



「…………マキちゃんもこの世から、消え

たんだよ」