「梨月。」 突然、声をかけられる。 「奏思…。」 「聞いてた。」 「何を?」 「水城が梨月に告白してるところ。」 「えっ……。」 「いいよ。」 「それって…。」 「今の梨月の表情と、昨日の表情で分かった。 梨月はあいつが好きなんだろ?」