「蛍って料理も出来るの?」


私にパスタを渡し、またすぐにパソコンに向き直った、蛍の背中にそう聞いた。


「まぁな。1人だし。」


パソコンの画面をみながら、そういう。


「羨ましい。」


私がそういうと、蛍が


「お前、料理できねぇの?」


そう聞いてきた。


「まぁ…。
ずっと、シェフとかがやってるから。」


「へぇ。」