「ここ、俺んち。」 バイクを止め、ヘルメットを外すと蛍はそういった。 「でかくない? 親とすんでるの?」 「いや…、1人。」 1人にしてはでかすぎる……。 私の家の3分の2くらいのでかさ。 結構でかいよ、これ。 「入んぞ。」 「あっ…うん。」 蛍は先におりて、家の鍵をあけ、家に入っていく。 私もあとに続いた。