お風呂も出て、夕食もとり、自室へ戻った。 眠れない…。 そんなときだった。 ドアをノックする音が聞こえ、廉登の声が聞こえる。 「入ってもよろしいでしょうか。」 「どうぞ。」 「失礼します。」 「どうかしたの?」 「それは私が聞きたいのですが……。 ご無礼は重々承知しています。 お嬢様、何があったんです? 今日のお嬢様は様子がおかしいですよ?」 廉登、分かってたんだ。