「なんか、青井、雰囲気違うな。」


「そうですか?
まあ、跡継ぎですし。」


「そうなのか。
普通は長男や長女じゃないのか?」


「お兄様も、お姉様も、それぞれ会社を設立したので。」


「それで、か。」


「お嬢様、お持ちしました。」


そのとき、廉登がお皿にたくさんの料理を入れて、持ってきた。


「神谷くん、ぜひ召し上がってください。」


「ああ。」


「梨月ー。」


「お姉様。
すぐいきます!

神谷くん、ごめんなさい。
私、呼ばれたので。
廉登、あとは任せたよ。」


「はい。」