家につくと、中から羽月が出てくる。 「お姉様ー。」 「羽月。」 「さっ、中に入りましょ。」 「うん。」 私は、羽月に連れられ、家の中に入る。 あとからお兄様と、神谷くんも入ってくる。 「お帰りなさいませ。 梨月お嬢様、夷月お坊っちゃま。」 いつも通り出迎えられる。