結構簡単に認めてもらえた。

多分、水城くんのお父さんって、すごく優しいんだろうな。


「よかったら、夕食食べて帰ってくれ。」


「……じゃあお言葉に甘えさせていただきます。」


あ、優しい方だよ、これは。


「親父、こういうことだから見合いの話は断る。」


「ああ。分かった。私が断ってこよう。」


「じゃ、俺達は部屋に行くから。」


「夕食ができたら呼びにいかせる。」