「温めるって?」


「こうすんだよ。」


そういって、後ろから、ぎゅっと抱き締められた。

水城くんの温もりが伝わってきて、だんだんと温かくなっていく。


「あったかい。」


「俺も。」


私たちは、しばらくそのままでイルミネーションを眺めていた。