「入って。」 「うん。」 ここは、おそらく客間。 ここも、すごく豪華。 「親父、連れてきた。」 「君が青井梨月さん?」 私の目の前の椅子に座っていた、水城くんのお父さんが 私の方を見て聞いてくる。 「はい。」 「星夜、いい子じゃないか。」 「ああ。」 「青井さん。 これからも星夜をよろしく頼むよ。」 「あ……はい。」