「お父様、お呼びでしょうか。」 急にお父様から呼び出された。 「梨月。 お見合いをしてほしいんだが……。」 「お見合いを…ですか……。」 「この子だ。」 そういって、1人の男の写真を見せてきた。 「この子は、私の親しい友人の息子だ。 お前と同い年だから、いいんじゃないかと思ってな。 性格もとてもいい子なんだ。 顔もなかなかいいだろう?」