ムカムカして、携帯を枕に投げつけた。 跳ね返って壁にぶつかり鈍い音がするから、あたしは慌てて携帯を拾う。 「…」 番号、登録するべきか。 いやでも、夏休み終われば関わらないんだし。 「いいや。」 携帯を置いて、枕に顔を埋める。 「……」 でもまたすぐに顔をあげて携帯を手にした。 「…登録してあげるんだから。」 操作をして、あたしは登録完了画面を見つめる。