眠れる保健室の美少女




「…やっぱそっちが切ってよ。」

『…はぁ?』

「あ、あたしからは切りにくいの。」

『同じくなんだけど。』

「……」

『……』


な…なんだこれっ!!!


「じゃあいっせーので切るからね、いい?!」

『ん。』

「…いっ…」


いっせーのと言おうとした時だった。


言う前に現れた、通話終了の文字。


「ふ…ふざけんじゃないわよ!!」


いっせーので切ろうと言ったのに、あいつはあたしに「い」しか言わせないで切りやがった。