眠れる保健室の美少女



『番号登録しとけよ。』

「考えてあげる。」

『…そ。』


日向は呆れたのか、はぁと溜息をついた。

『……』

「……」



うわ、なにこの沈黙…


「えーと…切っていい?」

『ん。』

「じゃ、じゃあ終業式に…」

『ん。』


とは言ったものの、あたしからは切りにくくて、なかなかボタンが押せない。

まだ表示されてる、3分ちょっとの通話時間はもうすぐ4分になろうとしていた。

あっちはあたしが切るのを待ってるの…?