『は?』

家に帰って、夏の部活が終わった時間を見計らい早速電話をかけた。


「いやだから、は?じゃなくて。お願い〜」


一通り説明して、返ってきたのは素っ気ない言葉。


何としてでも夏を連れてこなきゃいけないから、あたしは必死にお願いする。


「あたしと日向と2人とかやなの。だから、あっちも1人連れてきてあたしも連れてきて…ほら!仲良く4人で遊び…」

『うるさい』

「…はい。」


電話の向こうでペラペラと紙の擦れる音がするから、多分スケジュール帳を見てるんだと思う。