「ちょっ…待ちなさいよ!!てきとーに謝るとかありえないんだけど!!」 あたしにぶつかっといてその態度は何?! 声をかけながらあたしも階段を降りると、そいつはピタリと止まりあたしをじっと見た。 「え…」 どんどん近づいてくるそいつに、思わず後ずさりする。 「…被ってたのか、お前。」 ……やってしまった。ついカッとなって…。 そいつの言葉を理解するのに、そう時間はかからなかった。 あたしの猫被りがバレる。