「もう!!わかったから!言うよ!」

「どうぞどうぞ、もう撮ってるんで。」


ニンマリ笑う日向…いや、カメラにべーっとしてからあたしはスケジュール帳を見て暇な日を言った。


「はい、お疲れ。」

「…どっかの紙に書いてから消しなさいよ。」

「どーすっかな。」


チッと舌打ちをすると、日向はおー怖っと言って携帯を鞄にしまった。


夏にはなんて話そう。


きっと夏のことだから、呆れて承諾してくれるだろう。






高校初めての夏休み、少しだけ、ほんのすこーしだけ、楽しみかも。