「ほんと、どこまで上からなんだよ。相手してあげるって、俺頼んでねぇし。」

「な、何よ人がせっかく…」

「仕方ねぇからあがってやるよ、毎日。」


てっきりウザがられると思って心構えしてたのに、真逆のことを言われてあたしは驚いた。


そして、つられるようにあたしも笑った。

「しょうがないから毎日あがらせてあげる。誰か1人連れてきてよ、あたしも連れてくから。」

「2人じゃないんだ。」

「……」

ニヤリと笑う日向をキッと睨む。


「そんなの、親が許すわけないでしょ。それにあたしはあんたと2人になりたいとは思わないの。周りの子と一緒にしないで。」