「何、そんなにあたしといたかったの?素直じゃないなぁ。」
あたしの発言に、日向は顔を歪ませる。
「…ほんと裏表激しいな。眠れる保健室の美少女がこんなのって聞いて呆れる。」
「いいでしょ、あたし可愛いんだから。」
「勝手に言ってろよ、付き合えない。」
「付き合えないって…あんたあたしをここまで連れてきて…はぁ、もういい。」
言い合いになるのがめんどくさくて、あたしは話を終わらせた。
「帰るから。」
「ちょっと付き合えよ、ご飯。腹減ってんだよ俺。」
どこまで自分勝手なの、ほんとに。
だけど、あたしもお腹が空いていたから付き合ってあげることにした。

