「まっ…しおりちゃんっ…」 しおりちゃんに助けを求めるけど、当の本人はマグカップを持ってあたしに手を振っている。 助けてよっ!!! 「ちょっと日向っ…!ねぇ!!」 声を掛けるも日向は無視。 そのままズルズルと校門引っ張られ、あたしは我慢が出来ず腕を振り払った。 「何すんの!!痛いでしょ?!」 「そんな大声出すなよ。」 出したくもなるでしょバカなの?! 「…あんましおりと関わりたくねぇんだよ。」 そう言って、日向は顔を横に逸らした。