眠れる保健室の美少女




やっと午後の授業も終わり、あたしは1人で帰ろうとしていた。

夏は部活があるから、週に1、2回くらいしか一緒に帰れない。


まだ帰るには早いし、保健室行こうかな。

多分この時間はしおりちゃんがいたはずだし…





ガラガラとゆっくり扉を開けて、あたしは数秒間だけ固まった。


「あ、椎香ちゃん。」

「…よ。」


2人セットで初めて見る、園田兄弟。


2人のことは見慣れていたはずなのに、こうやって揃って並ぶと改めて美男美女だなと思う。